中四国の国公立大学を1校ずつ取り上げて紹介する本シリーズ。第5回となる今回は、徳島大学です。
医療系学部を中心に、歯学・薬学・理工・生物資源と幅広い学問を学べる徳島大学は、四国地方の学びと研究を支える重要な存在。受験を検討している学生に向けて、その特徴や魅力をわかりやすくまとめます。
徳島大学の基本情報
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所在地:徳島県徳島市(常三島キャンパス、蔵本キャンパスなど)
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学部数:6学部
(総合科学・医学・歯学・薬学・理工学・生物資源産業) -
学生数:約7,000人
徳島大学は四国の中でも特に医療分野に強く、医学・歯学・薬学を揃える数少ない国立大学のひとつです。さらに、理工学や生物資源分野でも特色ある教育・研究を展開しています。
徳島大学の強み・特徴
① 医療系の充実度
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医学部:地域医療と研究を両立し、全国から受験生が集まる人気学部
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歯学部:西日本屈指の歴史を持ち、歯科医師養成の拠点
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薬学部:創薬研究や臨床薬学に強み
医療系3学部を揃えることで、学際的な連携が可能。四国地方における医療教育・研究の中心的役割を果たしています。
② 世界に誇る理工学研究
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LED研究の先駆けとして知られ、「青色発光ダイオード」研究の拠点でもあった
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AI、半導体、光工学など、地元産業と結びついた先端研究を推進
徳島発の技術革新が世界に広がった実績は、理工系を志望する学生に大きな魅力となっています。
③ 生物資源産業学部のユニークさ
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農学・水産学・工学を組み合わせた新しい学び
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食品開発や海洋資源の活用など、実学的な研究が盛ん
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四国ならではの自然環境を活かした教育
全国的にも珍しい学部編成で、食や環境に関心のある学生に人気です。
偏差値・難易度の目安
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医学部医学科:67前後
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歯学部・薬学部:55〜60程度
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理工学部・総合科学部:50〜55程度
医療系は全国から志望者が集まるため難関。一方で理工系や総合科学部は標準的な国立大水準です。
キャンパスライフと地域環境
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常三島キャンパス(総合科学・理工・生物資源):徳島市中心部に位置し、生活利便性◎
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蔵本キャンパス(医学・歯学・薬学):大学病院併設で実践的な学びが可能
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徳島市:四国の文化都市。阿波踊りが有名で、学生にとっても地域交流の場が多い
都市型キャンパスと医療系キャンパスが分かれており、学部ごとに雰囲気が異なるのも特徴です。
まとめ:徳島大学はこんな人におすすめ!
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将来 医師・歯科医師・薬剤師 を目指す人
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世界に通じる研究に挑戦したい 理工系志望者
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食品や海洋資源、環境に関心を持つ学生
四国地方の学びと研究をリードする徳島大学。地域に根ざしつつも全国・世界へと羽ばたく可能性を秘めた大学です。
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よくあるご質問
Q. 徳島大学の偏差値はどのくらいですか?
A. 医学部医学科は67前後と難関。歯学部・薬学部は55〜60程度、理工学部・総合科学部は50〜55程度が目安です。
Q. 徳島大学はどんな学生に向いていますか?
A. 医療系を志す学生、理工系の先端研究に興味がある学生、食品や海洋資源・環境分野を学びたい学生におすすめです。
Q. 徳島大学のキャンパスはどこにありますか?
A.常三島キャンパス(総合科学・理工・生物資源産業)、蔵本キャンパス(医学・歯学・薬学)いずれも徳島市内にあり、都市型で生活利便性の高い環境です。
Q. 徳島大学の特徴的な研究は?
A. 世界的に有名なLED研究をはじめ、AIや半導体分野、食品開発、地域医療研究など幅広い分野で先進的な取り組みを行っています。
Q. 就職や進路はどうですか?
A. 医療系は国家試験合格率が高く、病院や薬局などへの就職が安定。理工系は製造業やIT系企業、研究職などへ、総合科学・生物資源系は教育、公務員、食品関連産業など多様な進路があります。
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