維新の「副首都構想」はハリボテ




「大阪を副首都に!」と勇ましく叫ぶ維新の議員たち。聞こえは派手で未来志向だが、ふたを開けてみれば中身はゼロ。例えるなら豪華な包装紙で包んだ空っぽの弁当箱だ。




首都機能移転のマネごと

副首都構想と聞くと、国会や中央省庁を本格的に移す「首都機能移転」を想像しがちだ。だが維新の案はその看板だけを借りた紛い物。どの省庁を移すのか、どの機能を置くのか、肝心な中身は一切示されていない。


「副首都」という言葉で大阪を大きく見せたいだけ──その程度の代物だ。




災害対策? 実際はリスク倍増

維新は「災害時のバックアップになる」と胸を張る。しかし東京と大阪に二重の役所を抱えれば、職員配置も庁舎もシステムも倍々ゲームでカネがかかる。


しかも災害時に二拠点で連携を取れば、混乱が倍増する可能性すらある。リスク分散どころかリスク拡大構想にしか見えない。




大阪へのご機嫌取り政策

副首都構想の狙いは国家戦略ではない。大阪を「東京と並ぶ都市」に見せかけ、有権者の耳目を集めることだ。


だが大阪市民や府民に本当に必要なのは、教育、福祉、雇用といった暮らしに直結する政策。副首都という大風呂敷では、日々の生活は一歩も改善されない。




言葉のマジックに惑わされるな

維新の政治手法はキャッチコピー政治だ。
「身を切る改革」→ 実際は大して切らない。
「副首都構想」→ 実際は副首都など存在しない。


耳障りのいい言葉に酔わされ、有権者が中身を見抜けなくなれば、政治はますます空疎なショーと化す。




結論──幻想に酔うな

維新の副首都構想は、美しく飾られた空っぽの弁当箱である。豪華に見えるが、食べようとしても何も入っていない。


国の未来を託す政策は、パフォーマンスではなく、実効性ある地に足のついたものこそ必要だ。言葉のマジックに酔わされず、「何を実際にやるのか」を問い続けることが、今の日本政治に求められている。 



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