「AI就活」ってあり?──GPTでESを書く時代のリアルと不安

 





「ES、GPTで書いたら通った」 そんな声がSNSで飛び交う2025年。 就活の現場では、生成AIの活用が“裏技”から“当たり前”へと変わりつつあります。

でも、ちょっと待って。 それって本当に“あり”なの? この記事では、AIを使った就活のリアルと、そこに潜む不安や課題を掘り下げてみます。


GPTでESを書くのは“ズル”なのか?

結論から言えば、GPTを使うこと自体はズルではありません。 むしろ、効率的に自分の考えを整理したり、言葉にする手助けとして活用するのは、今や一般的な手法です。

実際、ある調査では大学生の約6割がES作成に生成AIを活用しているというデータも。 特に「とりあえず出しておきたい企業」へのエントリーでは、AIを使って効率化するという声が多く聞かれます。


GPTで書いたESは通るのか?

答えは「通ることもある」。 ただし、そのまま使えば“AI臭さ”がバレる可能性も高いです。


  • 抽象的な表現が多い

  • どこかで見たようなテンプレ感

  • 自分の言葉じゃない違和感


こうした“AIっぽさ”は、採用担当者にも伝わります。 だからこそ、AIを「下書き」や「構成のヒント」として使い、自分の言葉で仕上げることが重要なのです。


AI就活のメリットと落とし穴

✅ メリット

  • 時間短縮:複数社へのエントリーが楽に

  • 言語化の補助:考えを整理しやすい

  • 客観性:自分では気づかない表現に出会える


⚠️ 落とし穴

  • 自分の言葉が消える

  • 面接で“中身のなさ”がバレる

  • AIチェッカーで検出されるリスクも

つまり、AIを使いこなす力=就活力とも言える時代になってきているのです。


面接練習にもAIが活躍中?

実は、面接練習にもGPTやAIアプリが使われています。 たとえば、AIが面接官役を務めてくれるアプリでは、声のトーンや話すスピード、表情までフィードバックしてくれるものも登場。

ただし、ここでも注意点が。 AIは定型的な質問には強いけれど、“変化球”には弱い。 だからこそ、AI練習+人との対話の両方を組み合わせるのがベストです。



「AI就活」時代に必要なマインドセット

  • AIは“使う”ものであって、“頼りきる”ものではない

  • 自分の言葉、自分の経験を“翻訳”するツールとして使う

  • AIを使うこと自体が、時代に適応する力の証明でもある

つまり、AIを使うことが悪いのではなく、“どう使うか”が問われているのです。


おわりに──AIと就活、共存の時代へ


「AIでESを書くなんてズルい」 そんな声もあるかもしれません。 でも、AIを使いこなす力も、今や“社会人スキル”のひとつです。


大切なのは、自分の言葉と経験を、どう伝えるか。 GPTはその“翻訳者”になってくれる存在です。






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