使命感の方向性~その方向を間違えると、却って災厄をもたらす?~




野田佳彦前首相が、立憲民主党の会派への合流を検討しています。



「野田氏、前面に出ると反発大きく…」
https://www.yomiuri.co.jp/politics/20190808-OYT1T50014/

衆院会派「社会保障を立て直す国民会議」代表の野田佳彦・前首相は7日、国会内で講演し、立憲民主党から打診された立民会派への合流に前向きな考えを示した。立民や国民民主党の一部に会派合流への異論が残る中、「中道勢力の糾合」を訴える野田氏には正念場となりそうだ。

 野田氏は講演で「大同団結して政権交代の受け皿にならないといけない。(会派合流は)現実的なアイデアだ」と強調した。社保は8人が所属する。野田氏は9日に会派総会を開き、打診を受け入れる方向で意見集約を図る方針だ。

 2017年の民進党分裂以降、野田氏は立民、国民両党の橋渡し役を目指し、社保を結成した。今回の会派合流に向けても、事前に立民の枝野代表と連絡を取り合ったほか、7月末には議員会館の自室で国民の玉木代表と協議するなど「水面下での調整に汗をかいた」(野田氏周辺)。



…。


野党がまとまるならそれはそれでいいのですが、


気がかりなのは、野田氏が首相時代に


消費税増税を血眼になって推進していたことです。


「使命感を持っていた」とも言えるかも知れません。


彼が立憲民主党の会派に加われば、


せっかく野党間で醸成されつつある、


「消費増税ストップ!」の流れが止まってしまう気がしてなりません。


また、現在野田氏が所属する会派名は「社会保障を立て直す国民会議」です。


うーん、社会保障を建て直すのは結構ですが、


それは増税ではなく、経済成長でお願いしたいですね。


…。


野田氏は政治家として使命感を持って行動されているように見えます。


ただ、その方向性が間違っていては何にもなりません。


「使命感」…、素晴らしい言葉ではありますが、


何をしようとしているのかについてよく考えなければいけませんね。



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