参政党とは何者か?──“政治をDIYする”人たちの正体
「最近よく聞く“参政党”って、結局どんな政党なの?」
そんな疑問を持つ人が増えています。
2022年の参院選で初の国政進出を果たし、2025年現在では地方議員も140人以上。
SNSやYouTubeを駆使して支持を広げるこの新興政党は、“政治の新しい入り口”として注目を集めています。
🧩 名前の由来は「参加できる政治」
まず、名前の「参政党」は「参加する政治」の意味。
英語名はなんと「Party of Do It Yourself(DIY政党)」。
つまり、「投票したい政党がないなら、自分たちでつくろう」という発想から生まれた政党なんです。
🔍 どんな主張をしているの?
参政党の主なスローガンは「教育・食・健康の正常化」。
ちょっと抽象的ですが、具体的にはこんなテーマを掲げています:
教育の見直し(歴史教育や道徳教育の強化)
食の安全(有機農業の推進、食品添加物への懸念)
健康と医療(ワクチンや医療制度への疑問)
地方自治の強化(地域コミュニティの再生)
憲法の「創憲」(改憲ではなく“新しくつくる”という立場)
一部では「保守系」「右派」とも言われますが、支持層は必ずしもイデオロギー一色ではなく、“今の政治にモヤモヤしている人たち”が中心とも言われています。
📣 なぜ支持が広がっているの?
参政党の特徴は、“熱量”と“共感”の政治。
街頭演説はまるでライブのように熱く
SNSやYouTubeでの発信が巧み
支持者同士のつながりが強く、草の根運動が活発
「政治って難しい」「誰に投票しても変わらない」と感じていた人たちが、“自分ごと”として政治に関わるきっかけになっているのが、参政党の強みです。
⚠️ 一方で、こんな声も…
急成長する一方で、「陰謀論的な主張がある」「科学的根拠が薄い」といった批判もあります。
たとえば:
ワクチンやマスコミへの強い不信感
GHQやグローバリズムに対する陰謀論的な言及
反LGBT法や男女平等への否定的な立場
こうした主張に共感する人もいれば、「ちょっと極端では?」と距離を置く人も。
“熱狂”と“警戒”が同居する政党とも言えるかもしれません。
🧭 参政党が問いかけているもの
参政党の登場は、単なる“新しい政党”というよりも、「政治に参加するとはどういうことか?」という問いかけでもあります。
政治は専門家に任せるもの?
それとも、自分たちでつくるもの?
その答えを探す旅に、多くの人が足を踏み入れ始めているのかもしれません。
おわりに──“政治のDIY”は、あなたにもできる?
参政党をどう評価するかは人それぞれ。 でも、「政治は遠い世界の話じゃない」と感じさせてくれる存在であることは確かです。
あなたは、どんな政治を“つくりたい”ですか?
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