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「考えるヒント」で考える~???なタイトルに惹かれて手に取った本について~

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先日、 中野剛志氏が2010年に著した 「考えるヒントで考える」 という本を読みました。 この本は、 文芸評論家の小林秀雄氏の講演やエッセイなどを集めた本 「考えるヒント」 を基に、 中野剛志氏がこれまでどのようにして、 学問や知性、政治などを考える「ヒント」を得てきたかをまとめた本 です。 …。 私の頭で全てを理解できているかはわからないですが…。 この政治的にも経済的にも混迷を極める時代に、 政治について、考えさせられる部分がありました。 それは、、、 「救い難いほどに堕落した大衆民主政治にありながら、絶望することなく政治を考えるヒントがある」 とした上で、 「そのような危機と対峙できるのは、 日常生活で培った経験をもとに、どう行動すべきかを考え、 どのような絶望的な状況に置かれても、 目の前の民を安んずるという「先王之道」を行くと決めた人だ。」 という部分です。 この認識が当てはまるのは、 何も政治家に限りません。 我々一人一人が、 日常から得た実践をもとに、 この世界を生き抜いていくためには、 どうすべきかを考え、 行動していくことが必要なのではないでしょうか? 逆に言うと、 それがあまりにもできていないから、 我が国の政治や経済は行き当たりばったりになっている。 しかし、 中野氏が紹介されている通り、 小林秀雄は、上記のような先王之道を行くと決めた人は、 「そういう人々は隠れているが至るところにいるに違いない。私はそれを信じます」 と発言されています。 とても勉強になった本でした。 ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――― 人気ブログランキングに参加しています。ぜひクリックをお願いいたします。 社会・経済ランキング にほんブログ村 【ツイッター】 https://twitter.com/eskun8911nok