〇〇と政治家は使いよう?






10月末の総選挙の結果、国民民主党がキャスティングボートを持つことになり、
「手取りを増やす」ための減税の議論が連日報道されています。


その際によく名前を耳にするのが、
自民党の宮沢洋一税務調査会長です。


これまで、わが国の税制をどうするのか決める、という極めて大きな権限を手中に収め続けてきた人物だと言えるでしょう。


ていうか、これまでそんな権限を独占し、議論をせずに決めてきたことが異常。。
財務省から降りてきた、財務省の意向に沿った税制案をただ了承してきただけのようです。


日本の緊縮財政政策を支え続けてきた人物ですね。。


その宮沢氏ですが、トップに掲載しているような画像がネットで出てきました。
なんと、宮沢氏が増税に反対しているではないですか…!


一瞬目を疑いましたが、どうやら自身の支持基盤を支える業界団体でのパフォーマンスの一幕のようです。
政治家としては、自分の味方が不利になる税制には反対する。例えそれが普段の振る舞いや考え方と違っても。。


宮沢氏としては、自身の当選のためには当然の振る舞いでしょう。


結局、票にさえなれば政治家なんてそういうモノということを私たちは理解する必要があると思うのです。


自分にとってメリットがない相手に、政治家は向き合いません。


つまり、政治家に言うことを聞かせたければ、自身が票になることを政治家に示す。
それがなかなか難しいのですが…。


〇〇と政治家は使いようです。



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新しいメディアは時代を変えるか?~兵庫県知事選から見るSNSの可能性と恐怖~

 



兵庫県知事選の結果が世間を賑わせています。
なぜ、あの前知事が…当選?と思った方が多いのでしょうか。


当初は大激戦と報じられていましたが、結果は前職・斎藤氏の圧勝でした。


この結果を、「SNSの力」だと捉える向きがあります。
恐らく、それは大いにあるのでしょう。
何せ、あのNHKがそう報じているのだから。



兵庫県知事選 出直し選挙で斎藤氏が再選 “SNSが原動力に”
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20241118/k10014641851000.html

17日に投票が行われた兵庫県知事選挙は、出直し選挙に臨んだ前知事の斎藤元彦氏が再選を果たしました。

斎藤氏はパワハラの疑いなどで告発された問題で県議会から不信任を議決され、失職しましたが、今回、再選への原動力になったとも言われているのが、SNSでの発信です。

(後略)


もしも上記の報道がおおよそのトレンドを捉えた正しいものだとすれば、TVや新聞などのいわゆるオールドメディアはその役割を終えつつあるのではないかと言えます。


これまでのように、新聞はともかくTVは視聴者に対し、自動的に情報を届け、
ある意味で視聴者(有権者)をコントロールできていたものが、できずらくなるのです。


これはSNSの勝利!と言えるかもしれませんが、
重要なのはこれからSNSを活用する人が全員、善人ではないということです。


今回の兵庫県知事選において、パワハラの有無など、現場の取材をしていない私は知る由もありません。


なのでその真偽には触れませんが、今回のように選挙でSNSを活用する人(今回の事態や今の国民民主党の躍進をみて今後確実に増えるでしょう)が、自分たちの達成したい利益のためだけに動く人だとしたら…?


有権者にとって、ひとたまりのない事態といえるでしょう。


でも、過剰に恐れる必要はありません。
対策はあるにはあります。


それは、TVにせよ、新聞にせよ、SNSにせよ、
あらゆるメディアの発する情報に対して、妄信しないことです。


「自分の頭できちんと考える」


これができれば、大体は大丈夫です。


メディアにいる人間も、別に特段のエリートではなく、
所詮は我々と同じ人間です。


こういう意識でいきましょう!



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