公共交通のあり方とは?~田中角栄氏の認識を振り返る~

 




田中角栄は「赤字ローカル線」をどう考えていたか

https://toyokeizai.net/articles/-/611246?page=2


田中角栄氏といえば、「日本列島改造論」を掲げ、
新幹線を中心に交通インフラの整備して都市と地方の格差を縮めようとした、というイメージがありますが、

地方鉄道の赤字路線についてはいかなる認識を持っていたのでしょうか?


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しかし、単位会計でみて国鉄が赤字であったとしても、国鉄は採算と別に大きな使命をもっている。明治4年にわずか9万人にすぎなかった北海道の人口が現在、520万人と60倍近くにふえたのは、鉄道のおかげである。すべての鉄道が完全にもうかるならば、民間企業にまかせればよい。私企業と同じ物差しで国鉄の赤字を論じ、再建を語るべきではない。

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いまにも通じる考え方が示されています。


地方鉄道が赤字だからと言って、それを杓子定規に無駄だと考えて切り捨てるのは間違っている。鉄道があることでその地方の発展があることを見逃してはならない、ということを田中角栄氏は主張していたわけです。


現在も地方鉄道は相変わらず苦しく、廃線を探る動きも起きています。


しかし、鉄道が地方を支えてきた(支えている)という事実を忘れてはならないと思います。


「赤字だから…」ではなく、地方ひいては日本の発展には何をすべきかという視点が必要です。


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「決められない政治」って本当にダメなこと?~三橋貴明氏と中野剛志氏の対談から

 





【特別対談】三橋貴明×中野剛志(評論家)ノーカット対談前編

https://www.youtube.com/watch?v=UH92qiCUvRE



この動画で語られているのは、「決められない政治」を改めようと90年代から「改革」が行われてきたが、それがうまくいったためしがありますか?ということです。


確かに、振り返ってみるとろくなことがなかったような気が…。


「決められない政治」の反対、すなわち「決められる政治」は、ややこしい議論を避けてなるべくスピード感をもって物事を決めようということです。


ただ、重要なのはスピード感を持ったところで、それが間違った方向に「決めた」ところでなんの意味もないということだと思います。


世の中は単純ではなく、様々な価値観が有象無象に混ざり合った複雑なものです。


そう考えると、そもそも政治にスピード感を持たせること自体がナンセンスなのかもしれませんね。


動画には後半があるのでそれも貼っておきます。



【三橋貴明×中野剛志 後編】バカな学者に滅ぼされる日本...戦争の社会科学...日本人は本当に戦えるのか?
https://www.youtube.com/watch?v=NZK5cviMXb8&t=58s



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