新しいメディアは時代を変えるか?~兵庫県知事選から見るSNSの可能性と恐怖~

 



兵庫県知事選の結果が世間を賑わせています。
なぜ、あの前知事が…当選?と思った方が多いのでしょうか。


当初は大激戦と報じられていましたが、結果は前職・斎藤氏の圧勝でした。


この結果を、「SNSの力」だと捉える向きがあります。
恐らく、それは大いにあるのでしょう。
何せ、あのNHKがそう報じているのだから。



兵庫県知事選 出直し選挙で斎藤氏が再選 “SNSが原動力に”
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20241118/k10014641851000.html

17日に投票が行われた兵庫県知事選挙は、出直し選挙に臨んだ前知事の斎藤元彦氏が再選を果たしました。

斎藤氏はパワハラの疑いなどで告発された問題で県議会から不信任を議決され、失職しましたが、今回、再選への原動力になったとも言われているのが、SNSでの発信です。

(後略)


もしも上記の報道がおおよそのトレンドを捉えた正しいものだとすれば、TVや新聞などのいわゆるオールドメディアはその役割を終えつつあるのではないかと言えます。


これまでのように、新聞はともかくTVは視聴者に対し、自動的に情報を届け、
ある意味で視聴者(有権者)をコントロールできていたものが、できずらくなるのです。


これはSNSの勝利!と言えるかもしれませんが、
重要なのはこれからSNSを活用する人が全員、善人ではないということです。


今回の兵庫県知事選において、パワハラの有無など、現場の取材をしていない私は知る由もありません。


なのでその真偽には触れませんが、今回のように選挙でSNSを活用する人(今回の事態や今の国民民主党の躍進をみて今後確実に増えるでしょう)が、自分たちの達成したい利益のためだけに動く人だとしたら…?


有権者にとって、ひとたまりのない事態といえるでしょう。


でも、過剰に恐れる必要はありません。
対策はあるにはあります。


それは、TVにせよ、新聞にせよ、SNSにせよ、
あらゆるメディアの発する情報に対して、妄信しないことです。


「自分の頭できちんと考える」


これができれば、大体は大丈夫です。


メディアにいる人間も、別に特段のエリートではなく、
所詮は我々と同じ人間です。


こういう意識でいきましょう!



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経済学は経済成長の仕組みを説明できない?

 



先日、経済評論家・三橋貴明さんのYouTubeチャンネルに、
経済学の存在意義に疑問を感じざるを得ない動画がアップロードされていました。。
(詳しくは以下のリンクから)


「人口減少=経済成長しない」という大嘘〜経済学者の間でなぜか議論されない経済成長に必要な3つの要素[三橋TV第906回]三橋貴明・saya
https://www.youtube.com/watch?v=nNX7gMtWyEE


この動画で解説されていたのは、「経済学は、経済成長とは何であるかをきちんと説明できない学問」ということです。


どういうことかというと、
三橋さんによれば、経済成長は生産性の向上によってもたらされるもの、ということです。


その生産性の向上は、4つの投資(公共投資、設備投資、技術開発投資、人材投資)を行うことでしか起きない、というのです。


しかし問題なのは、その投資を行うことでそれがどれだけ生産性を高めるかについては、
事前に誰もわからない、ということです。


確かに、例えば工場に設備投資をしたとしても、それを使う人の能力や練度・経験などで生産性がどれくらい高まるかは変わりますもんね…。


もしかしたら、最初は生産性がそこまで高まらなかったとしても、何らかのタイミングで設備の使用者がコツをつかみ、一気に生産性が高まる、ということも十分に考えられますし。


ただ、経済学者はその生産性に関する不確定な要素をできるだけ排除したいと考える人種なんです。


なぜなら、そうしないと経済学を学問として体系化できないからです。。


だからこそ、経済学者は経済成長を人口の増加、すなわち働き手の増加と結びつけようとするんです。。


例の、「人口ボーナス論」というよくわからないやつですね…。


こうしたことを考えると、
果たして、経済学に存在意義ってあるんでしょうかね…。



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