気骨のある政治家・西田昌司参議院議員~自民党内の緊縮財政派を切り崩せ!~
昨日ご紹介した安藤裕衆議院議員と同じく、
「安藤裕衆議院議員の奮闘」
https://eskunsf.blogspot.com/2019/09/blog-post_20.html
経済・財政について正しい知識を持ち、
デフレ下での消費増税に強く反対されています。
【自民党で消費税“延期論”も 「増税で景気が冷え込むと首相に直談判」】
https://dot.asahi.com/wa/2019091700085.html?page=1
自民党の中にあって「消費増税凍結」を一貫して訴え続けてきたのが、西田昌司参院議員だ。政府はリーマン・ショック級の出来事が起きない限り、消費税率を引き上げるという立場を示してきたが、西田氏は不安を隠さない。
「アベノミクスで経済は再生路線に向かったが、金利が上がらずデフレ脱却には程遠い状態です。このため銀行の収益力は大幅に減少し、融資も伸び悩んでいます。何かの拍子で不良債権問題が発生したら、2008年のリーマン・ショック以来の金融危機に陥る恐れがあります。この時期に消費税を上げると、さらに景気が悪化する可能性が高い」
参院国会対策委員長代行を務める西田氏は、参院選から間もない8月6日、党役員連絡会が開かれた際、安倍首相にこう直言した。
「すでに消費増税を行う決意をされているのなら仕方がありませんが、私はいまでも反対です。今後は景気対策をしっかりとやって頂きたい。そのためには大胆な財政出動で経済を支える必要があります。私が国会でも提唱したMMT(現代貨幣理論)について、党内で議論して頂きたい」
…(略)
西田氏は17年12月、内閣官房参与(当時)の藤井聡・京都大学教授らとともに公邸を訪れた。安倍首相と会食しながら、MMTの理論について説明した。
「安倍首相は私たちの考えを理解してくれていると思います。だからといって、党内議論が盛り上がらないことには、MMTが直ちに採用されるということはないでしょう。MMT支持を多数派に転換できるよう努力していきたいと思っています」
…。
政治家の中で、財政拡大派がいかに少数派であろうとも、
自分ができることをコツコツと続けられている政治家の方は、確かにいます。
彼らを我々有権者がどれだけ支援できるかに、
これからの未来が掛かっていると思います。
ただ、
やはり世の中の大きな流れ(緊縮財政など)を変えることは難しいですね。
西田氏がどれだけ安倍首相に財政出動の必要性を訴え、
デフレ下での消費税増税の危険性を伝えようとも、
また、安倍首相自身が西田氏の考えに賛同していようとも、
議会で多数を占める自民党内の意志調整が出来なければ、
何も変えることはできないということですね。
しかし、政治というのはマックス・ウェーバーいわく、
「絶対に穴を穿つことができないほどに固い岩盤に、凄まじい情熱に基づく絶えざる努力によって、穴を穿つ取り組みである」
であるのあれば、
これからも反撃の時を待ちながら、
経済・財政について正し知識を発信していくしかありませんね。
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