汚泥は厄介者ではなく、実は宝の宝庫???~危機が活路を見出す力に~





資源価格の上昇が続く中、それに伴い石油を使う化学肥料の価格も上昇しています。


これは生産者、そして生産者に作ってもらったものを食べる我々にとって大きな危機です。


しかし、そんな危機を受けて対策に乗り出す動きが出ています。



肥料高騰で下水汚泥に活路 佐賀市、価格は化学肥料の1%
https://www.nikkei.com/article/DGXZQOCC264GY0W2A920C2000000/?unlock=1

自治体の下水処理場で発生する汚泥を肥料に再生し、地元の生産者に供給する取り組みが広がっている。ロシアのウクライナ侵攻をきっかけに肥料価格が高騰するなか、政府も国内資源の活用策として支援に乗り出す。下水汚泥の資源化が本格化する。

(後略)


この記事によると、下水の汚泥には肥料の3要素の1つ、リンが含まれているため、肥料の製造に活用できるのだとか。


しかも、価格は化学肥料の足下の価格の100分の1以下…。


本格的な実用化にはまだ時間がかかりそうですが、こうした動きがあることは久々にうれしいニュース。
誰もがこの動きには賛意を示すのではないでしょうか。


であれば、ここは政府の出番。


たっぷりと予算をつけて、この動きを支援してほしいものです。


なんたって、日本に財政問題は存在しないのですから。



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