庶民の生活苦への悲鳴が響く時代~政府は減税と給付で国民の暮らしを守れ~

 




神奈川各地で駆け込み消費 回転ずし常連「存分に食べた」
https://www.kanaloco.jp/news/economy/article-940756.html

食品などの値上げがピークを迎える10月を目前に控えた9月30日、神奈川県内各地の商店街や飲食店で“駆け込み消費”の動きが見られた。年金暮らしの世帯からは「どうやって生活していけば…」と悲鳴が上がり、苦渋の値上げに踏み切った飲食店からも先行きの不安にため息が漏れる。家計を直撃する値上げの波が、足元の暮らしに暗い影を落とそうとしている。

家計防衛「明日からは…」

 「ビールやしょうゆなどは、すでにひどく値上がりしている。年金が少ない中で10月からどう暮らしていけばいいか分からない」

 横浜市南区の横浜橋通商店街で、地元の無職女性(72)は深刻な表情で語った。新型コロナウイルスの影響で夫の給与も大幅に減少。そこに物価高騰がのしかかり、生活面の不安は増すばかりという。同市緑区から訪れたパート女性(53)も「今日は値上げ前の最終日なので来た。明日からはあまり買わないと思う」と話し、買いだめできそうな食品を探していた。

 川崎市内では、大手回転ずしチェーン店に「駆け込む」常連客らの姿があった。午前11時の開店直後に都内から来店した自営業の男性(37)は十数皿を平らげたといい、「値上げ前に思う存分食べておきたかった」と満足そうな表情。

(後略)


10月1日から始まる値上げを前に、神奈川県内では「駆け込み消費」が見られたようです。


恐らくですが、日本各地でそうした「今日までに食べておこう!」という人がいたことでしょう。


とても「経済大国」・「先進国」の姿とは思えません。
まあ、もはや日本はいずれでもないということでしょうね…。


さて、数字を見ると現在はかつての消費税増税時(2014年)に匹敵するほどの物価高にあるようです。


日本のインフレ率の推移(対前年比%)
(新世紀のビッグブラザーへHPより)


しかもこのデータは7月までですが、10月以降はさらに物価が加速度的に高まっていく見込み。さあ、政治はこの状況で何をすべきか?


物価が高まる一方で所得が伸びなければ、その分使えるお金が減っていく。
算数ができる小学生でもわかる話。


であれば、減税して物価を下げるか、給付金を配って所得を増やせばよい。
にもかかわらず…。



防衛費増、財源確保が焦点に 与党内には増税論
https://news.yahoo.co.jp/articles/4a3cf5120db096fd7c37dd8a6b33fd932adde5a2

防衛力の抜本強化に向けた議論が30日、本格的に始まった。

 最大の焦点の一つが、増額される防衛費の財源確保。与党内からは増税論も出ているが、国民負担や経済財政の持続性の観点から、激しい論戦も予想される。

(後略)



自民党内の積極財政派が国債の発行を主張しているものの、
政府内には増税論が根強くあるという厳しい現実。


庶民の生活が政府の手で救われるなんてことは、当分ありそうにないですね💦



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