「It's a wonderful world」に桜井和寿氏が込めた思い~ミスチル談義~




Mr.Childrenの曲「It's a wonderful world」について解説します。


この曲は、10枚目のアルバム「IT’S A WONDERFUL WORLD」の


最後に収録されているタイトル曲で、


歌詞の秀逸さを感じる曲です。



Oh Baby 通り雨が上がるまで 

カプチーノでも頼んで待とうか? この醜くも美しい世界で


無駄なものなど きっと何一つとしてないさ


突然訪れる 鈍い悲しみに出会っても




「通り雨」は、嫌なこと・辛いことの比喩でしょう。



「辛いことがあっても、くじけずに行こうよ。」というところでしょうか?


「無駄なものなど…」以下は、このアルバムが出た時期とリンクしています。


このアルバムは、デビューから11年目を迎えたタイミングでリリースした一枚。


バンドの在り方を模索したり、爆発的に売れたり、


行き詰って活動休止したり、思い切って売り上げ度外視のアルバムを出したりなど、


紆余曲折を振り返ってのフレーズです。


また、「これで正しかったのだろうか?」という疑問を感じていることが伺えます。



あなどらないで 僕らにはまだやれることがある

手遅れじゃない まだ間に合うさ


この世界は今日も美しい そうだ美しい




そして、立ち止まっている暇はない、


自分たちが今できることをやっていこう!


という強い決意を感じます。


何だか、歌詞を読んでいると少し力が湧いてきませんか?


これほど成功したバンドでも、


こうした迷いや戸惑いを持って生きている。(かなり古い作品ですが…)


なら、自分も…。と、少しだけ頑張れます。


機会があれば、ぜひ聴いてみてください。



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