闘う覚悟のない国民による軍隊は無力…?

 



先日、元自衛官である小幡敏(おばた・はや)氏が著者の書籍、
「『愛国』として『反日』」を読みました。


小幡氏が自衛官だった立場から、現在の日本の国防意識や国の先行きに対する思いなどが書かれています。


詳細は実際に書籍を読んでいただきたいのですが、
印象的だったのは、「いくら装備を強化したり、兵士の待遇を改善したところで、国民自身に闘う気概がなければ、その軍隊は張りぼてである」という考え方です。


私も恥ずかしながら数年前まで、「現代戦は高度な兵器を用いるため、専門的な知識を持たない一国民が戦争に徴用されることはない。よって、戦争になっても自分にはある意味関係のないことだ」と考えていました。


これは今考えれば、あまりにも甘い考え方です。


小幡氏の言う通り、戦争について国民が自分事として考え、共に闘う意思を持たない限り、軍隊・自衛隊は闘えませんし、闘おうとしないと思います。


世界では戦争・戦闘が多発しており、混迷を深めています。


我々が生活する東アジアの情勢も予断を許しません。


戦争とは何か、平和とは何かを考える際におすすめの一冊です。


ぜひ、機会があれば一読をおすすめします。



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