報酬カットを訴える政治家、それってホントに正しいの?~失われた需要はあなたが作ったモノ・サービスの消費を減らす~




広島県府中市に関する話題。


4月15日告示、22日投開票の日程で、


市長選が行われます。


争うのは、


現職の戸成義則氏と、新人で元市議の小野申人氏。


11日の夜に同市で公開討論会が開かれました。



「府中市長選 市政の課題、公開討論 立候補予定の2氏」
https://mainichi.jp/articles/20180413/ddl/k34/010/476000c



やはり、生まれ故郷の話ですから気になります。


気になったのは、戸成氏の意見。


行政改革として、


「自らの報酬の半減・議員定数の削減」を主張しておられます。


…。


確かに質素倹約を感じさせることから、


市民からの支持を得やすいのかもしれません。


しかし、デフレで需要不足に悩んでいる今、


私はこの考え方には反対です。


需要不足とはすなわち、


消費や投資が足りていないということです。


では、戸成氏が掲げる「自らの報酬の半減・議員定数の削減」を


今、実行するとどうなるでしょうか?


当然、その分の消費が減ります。


これではますますデフレが悪化してしまうでしょう。


「報酬が減ったぞ。よし、消費を増やそう!」


なんて人は決していませんし、


そもそも議員さんの数が減ってしまえば、


その分の報酬の支給がなくなるので、


消費は増えるはずもありません。


上記までの話は、誰にでも理解できるはずです。


どうやらこの戸成氏、


初当選を飾った前回も、


同じような報酬削減を主張し、


見事に当選を果たしたようです。


…。


府中市民の方々、


どうか冷静なご判断をお願いします。



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